KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

バドミントンは軟弱でせこいか?

 連日バドミントンをやっている。本当はテニスをしたいのだが、冬の間はコートが雪に埋もれていたりして、ほとんどできないので、その代わりだ。テニスもバドミントンもネットを挟んで球(シャトル)を打ち合うという点で共通だ。そういう意味では卓球も仲間だ。コートの大きさは、「テニス>バドミントン>卓球」という順になるのだが、コートの狭くなればなるほど、せこく感じるのは気のせいか。

 たとえば、バドミントンでは思いっきり遠くに打つようなふりをして、ネットギリギリのところにポトリと落とすという技がある。しかもそれが美技として賞賛されたりする。これがテニスであればひんしゅくものである。もちろんドロップショットという技はテニスにもあるが、それは、ラリーが続きに続いて、もうしょうがねぇ、これ以上続くと身体がもたねぇ、というようなときに、「卑怯者」とさげすまれることを覚悟で球を落とすのである。ある種、禁じ手のようなところがある。それはテニスではストロークをするだけでも勝負がつくところがあるのに対して、バドミントンでは正直にストロークをしていたら一生涯かけても勝負がつかないからだ。

 バドミントンというと、子供のころ正月にはねつきの代わりにやっていたという記憶があるので、軟弱なスポーツというイメージがあるが、それとは全く違ってハードな運動である。比べればテニスよりもハードである。単位時間あたりの消費カロリーはバドミントンの方が多いに違いない。昼休みに一時間弱やるだけで汗でぐっしょりになる。その意味では効率の良い運動だ。しかも雨が降っても、雪が降ってもできる。コートもそれほど面積がいらない。ネットも簡単に張れる(テニスのネット張りは面倒だ)。

 短所といえば、シャトルが高いことだろう。ひとつ300円もする。まあ本物の鳥の羽を使っているのだから仕方ないかもしれないが、素人がやると当たり方が悪いのか、すぐに羽がボロボロになってしまうのでちょっと悔しい。今は、スポーツ安売り店で買ってきた500円のラケットをもっといいやつに買い換えようかと思っている。なんせシャトル二つ分よりも安いのだ。