KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

さすがに寒いのでもう短パンははいていません

 一時帰宅の妻と娘を連れて自宅に戻ってきたが、娘は絶好調であばれまくっている。甘えは一日で復活したようだ。あと二ヶ月ほどで二歳になるが、使える単語を着実に増やしている。遊んでいるときも、ふと単語をつぶやいて練習したりして、まるで人工知能が単語学習をしているみたいで面白い。神経回路網の学習過程を外から見ているような感じ。

 以前、「文章理解の顔写真効果」について書いたが、いくつか掲示板の方に意見をいただいた。わたなべさんからのご意見:

僕もこの前はじめて顔写真が載ってるジャーナルを見ました。IEEEのTransaction(英文)だったのでやっぱり工学系ですね。経済関係ではみたことがありません。赤池情報量(AIC)の赤池さんの論文だったんですが、顔写真のほかに経歴まで載ってました。

で、その効用。僕自身は、あんなに有名な赤池さんの写真を見たとき(当然ながら)普通の日本人の容貌をされているので、雲の上の存在から一歩自分に近いところに降りてこられたような気がしました。親近感が出る、というのはあるような気がします。

その昔ニュートンの著作を読んで感動した同時代の別の高名な数学者が(誰かは忘れました)、「いったいニュートンは人間のような容姿をしているのか。皆と同じように寝たり、食事をしたりするのか」と言ったということです。これに近いかもしれませんねえ。

 なるほど、顔を出すことによって「親近感」が生まれるというのはありそうですね。とりわけそれが雲の上にいるような人の場合。ちなみにAICは心理学でもよく使われます。

 その一方で、写真の方ばかりに気を取られるということもありそう。岸見一郎さんからのご意見:

別冊PHPの11月号にエッセイを書きました。原稿を依頼された時に写真も、といわれ困ってしまいました。で、本が出るとみんなその写真のことばかり話題にするんです(笑)。妹には老けてるんじゃない? とか、私の知っている先生じゃない、とか(どういう意味か)今度はすました顔の写真にしてほしい、とか…おいおい中身はどうなん?

 なるほど「すました顔にしてほしい」といわれるところをみると、大笑いした顔写真だったのでしょうか、あるいはにこにこした顔だったとか?

 工学系の雑誌の写真を見ると、たいていは証明写真のような、ネクタイを締めて、正面を向いて、まじめくさった表情をしています。これではあまり親近感はわかないような気がします。

 私自身が写真を載せるとしたら、右、上方45度を見上げた表情を逆光で撮ったものを使いたいと思います。サングラスをかけてもいいかもしれない。

 などと思っているのですが、「写真を載せたいので送ってください」と言われるときはたいていは時間がないので、変哲もない普段着姿を自らデジカメで撮るだけです。あらかじめ、いろいろな格好をしてポーズをつけた、凝った写真を準備しておいた方がいいかもしれないです。将来のために。

 最後に:

ぼくにとってのちはる先生は短パン+ポロシャツ姿。寒くなってきてもこの格好の先生を想像しているので、なにやら怪体な感じであります。(naguraさん)

ちはるさんとオフ会でお会いしてから1ヶ月ですが、私もnaguraさんと同じで短パン姿にポロシャツ、そして可愛いバッグを持ってらしたあの姿が目に焼き付いています。さすがに寒いですから、もうそのお姿ではないとは思いますが。(nitinitiさん)

 あー、さすがにもう寒いので短パンははいてません。頭の中のイメージを冬服に替えておいてくださいませ。