KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

パートナーの性格がわかる

 引き続きバドミントンの話だが、試合をやるときはほとんどダブルスでやる。ラリーが長く続くし、組み合わせによってバリエーションがあるので面白いからだ。それになにより、シングルスの試合はしんどいから。

 よく「麻雀の打ち方をみるとその人の性格がわかる」と言うが、試合をすればダブルスのパートナーの性格もよくわかるような気がする。たとえば、自分がミスをすると謝ってばかりの人がいる。その上、自分のミスでもないのに謝っていたりする。その人は、とにかく謝るという行動パターンが身に付いてしまっているのだろう。面白い。

 「性格」というのは科学的心理学からすれば、仮説構成体にすぎない。実際にあるのかどうかも議論の対象になっていたりする。「そういう形式を借りれば他人の行動を解釈したり予測するのに何かと便利なもの」というものであるくらいに考えておくのがよい。そうすると、バドミントンの試合で謝ってばかりいる人は「謝りやすい性格の人」と考えてもいいけれども、正確には「謝る頻度の高い人」である。

 時々お互いのパートナーの「性格」が話題になったりするわけだが、それによると私の性格は「手加減をしない/真剣にやる」ということであるらしい。そういえば、この前の「ゼミ生対抗DDR大会」では、お遊びなのに私があまりにも真剣にやっていたので、勝負にこだわっていたとみられて「大人げない」と言われてしまった。ははは。まあ、実際こだわっていたんだけどね。

 しかし、シャトルを打ち合っていて「手加減」できるほど私はうまくないのである。だから、いつでも全力でやるしかないのだ。修行途中なのに、手加減するなどということは身の程知らずであるにすぎない。でも、これが私の性格であるとは思ってほしくない。手加減はできないが、いい加減でいることはできるし、たいていそうなのだから。