KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

ご長寿早押しクイズは素であってほしい

 ガソリンスタンドで給油している時間は、車を降りて、休憩所で週刊誌を読む。給油の時間は5分もかからないので、大急ぎで読まなくてはならない。グラビアを素早くとばし、まず目次を見てターゲットの記事を見つけ、速読開始。おかげで週刊誌を買うこともなくお金が節約できる。

 それで読んだ「週刊ポスト」に、さんまが出ているテレビで(何という番組だったっけ?)、「ファニイスト・イングリッシュ」や「サラリーマン早調べクイズ」に出てくる「一般人」は、実はヤラセだったという記事が載っていた。がっくりである。どおりで面白いわけだよなあ。台本もあるんだろうか? いや、面白ければいいんだ、という考え方もあるんだけど、ヤラセだと知ったとたん白けるのはなぜだろう。だますなら最後までだましてほしかった、とも感じたりして。

 しかし、この件に関して私の最大の関心事は「ご長寿早押しクイズ」である。この番組のコーナーの中で一番好きなものだ。はたしてここに出ていたご長寿たちもヤラセだったのか、という疑念がわいてくるのである。というのは、常々ここに出てくるご長寿たちは「面白い、面白すぎる」と感じていたからなのだ。

 とはいえ、さすがにご長寿までは劇団員を雇うわけにもいかないだろうから、本物だろう。とすれば、あの笑いを誘うぼけた回答は「素」のままで出てくるものかということが焦点になる。もし台本があったとしても、それをご長寿に覚えさせるのも大変だろうから、台本はないだろう。あとは、会場にスタッフがいて、変な回答を書いたボードを見せるという手が考えられるけれども、それも不自然になるはずだ。

 ということで、とりあえずご長寿早押しクイズはヤラセではないという結論に達した。このコーナーだけは安心して楽しむことにしよう。