KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

テレビを消すことで会話が復活する

 昨日は「育児方針の違いによる夫婦関係の悪化」という大仰なタイトルで、要するに食事スタイルが夫婦間で違うのだということを書いた。問題は、食事のスタイルのようなものは長い間に形成されてきたものなので、なかなか変えにくいということだ。

 とはいえ、すべての習慣を変えないというわけではなくて、子供のしつけをきっかけに変わる行動パターンもある。

 たとえば、私は食事中にテレビを見る「ながら食い」主義者であったが、自宅ではこれはしていない。実家に帰ると相変わらず「ながら食い」なのだが、自宅では食事の前にテレビを消すというルールになっている。そのように妻が子供をしつけたので、子供は食事の席に着く前に、ちゃんとテレビの電源を切ってくる。私としてはナイターを見たい日もあるが、あきらめる。

 これはなかなかいい習慣だ。子供はテレビに気を奪われて、食べ方がぞんざいになることはない。そして、夫婦は会話をするようになる。テレビを消すことによって、会話が復活する。みんな黙って食事するよりは、話しながら食べた方が楽しいので、今日あったことをおしゃべりする。これはなかなかいい習慣だと思っている。

 そんなわけで、「ながら食い」禁止の習慣をうち立てた妻には感謝しているのだ。(←こういうことを明示的に書くのは、ちょっと恥ずかしいのだが、昨日の日記を読んだ妻が「なんか私のことを悪く書いているみたい」と言っているので、そういうことじゃないんだよということをさりげなく表現してみた)