KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

芸術的な雑草の燃やし方/子供の頭をたたく

 連休4日目。夏日だったようだ。どうりで暑かった。草むしりをしたり、畑を耕したりする。

 むしった雑草は、コンポストに入れて堆肥にすればいいのだが、なにぶん量が多いのですぐいっぱいになってしまう。畑に埋め戻すのにも限界がある。結局、しばらく乾かして燃やすのが一番いい。

 近所のばあちゃんはよく乾かした雑草を燃やしている。簡単そうな仕事に見えるが、これがなかなか難しい。まず、刈り取った雑草をよく乾かすことが重要。よく乾いていなければくすぶるばかりでよく燃えない。次に、乾かした雑草を山にして燃やすのにも注意がいる。うまく火が回るようにしなければ、半分燃えたところで消えてしまったりする。ばあちゃんが燃やすのを観察していると、いきおいよく燃えるということはないが、火種がちゃんと残っていて、長い時間をかけて全体が燃えるようになっている。大げさだが、芸術的。

 何もすることがなくなったら、雑草を取って燃やす日々も悪くない。

 明日はもう連休の最終日か。畑に植える苗を買ってこよう。

 子供が2歳を過ぎて、悪さをしたり、いうことをきかなかったりする。そういうときに、自分がよく暴力を使うということがわかった。体罰である。よく頭をたたくのである。「ペシッ」という感じで。自分の心理学の授業では、こういうしつけ方は効果的ではないということを教えているのにね。

 妻が「頭をたたくのはやめてくれ」というので、違うところをたたくようにした。たとえば、手とか背中とか。お尻は、まだおむつをしているためあまり痛くないだろうからたたかない。

 もちろん体罰を与えるだけではない。何をしてはいけないのか、何が悪かったのかを言い聞かせるようにしている。しかし、こちらの言葉は半分くらいしか理解できていないだろうから、この時期は言葉と体感の両方を使って教えることが必要だと考えている。たとえば、ものを投げつけたりする行動をしたら、即座に叱り、必要なら体罰。もちろんこういう体罰の効果は初めだけだから、繰り返してはいけない。繰り返すと「体罰→効き目なし→さらに強い体罰→効き目なし」という悪循環におちいり、虐待になる。もう少したてば、言葉がわかるようになるので体罰は不要になる。

 子供はめちゃくちゃかわいい。ただ、たたきたくて、たたいているのではない。