KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

Web日記三題

 ゼミ生の一人が、Web日記に飽きたらず、掲示板を開いた。まさに日記廃人への常道である。そこで、にぎやかしのために書き込みをした。

いっちば〜ん、と〜った!
えへ。

 というような暖かいメッセージである。そうしたら、

先生、もう大人なんですから。

 という最大級の感謝の返事をもらった。このような心の交流が大切な時代である。

 さるさる日記が面白いということを、先日ちらりと書いた。まあ、自分にとって面白い日記を選んで読んでいるのだから、面白いに決まっている。とりわけ私がはまったのは「22歳年下の……」という日記だ。過去の日記をさかのぼって全部読んでしまったくらいだ。

 ところが、この日記が先週の土曜日を最後にして、止まっているのだ。最後の日記は、作者が出張に出発するところで終わっている。その出張先で恋人に会うはずなのだが…。いったい、どうしたのか。何が起こったのか。もうとっくに出張から帰ってきているはずなのに。うわー。なんだ。どうした。どきどきするのだ。

 毎日どきどきしながら、日記をチェックしている私(は変?)。

 このWeb日記は実名で書いているので、なかなか本音までは書き切れていない、と自分で思う。それでも、間もなく2年になろうとするくらい書き続けていると、いくらかは本音を忍ばせて書けるようになってきたような気がする。以前、人間城の主さんが、むきだしの悪意は人前でウンコするようなもんだ、と書いていた。むきだしの本音も、読者によっては、気分が悪くなることがある。

 むきだしの本音をエスペラントで書いておくのはいいかもしれない。「なぜエスペラントは失敗だったか」というようなことを平気で解説したりする人もいるので、それを逆手にとるわけである。今さら失敗だった人工言語を学ぶ人もいないだろうから、安心して本音を書けるはず。書いても巷の人には意味がわからないのである。ああ、でも。ザメンホフ博士、お許しください。こんなことにエスペラントを使って。

 昔、やりませんでした? 自分だけが読める暗号を作り出して、それを使って秘密の日記を書いたこと。

 罪滅ぼしに、後期にエスペラントの授業をやります。単位も取れます。「罪滅ぼし」を除いては、ほんとです。お待ちしています。