KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

東京アドラーギルドでデビュー講演

東京アドラーギルドで講演をする。「IT時代の学校教育」というタイトルで。参加者は、20名弱。

私にとっては、アドラーデビューである。つまりアドラー心理学メディアでのデビューということ。ここ数年、大勢の聴衆の前で話をすることは慣れてきたけれども、それは、大学の教員や、小中高の先生たちを対象にするものだった。今回のように、自分の興味にしたがって、しかも、大枚4200円を払って聞きに来てくれる人に、どんな話をしようかと少し迷うところもあった。

タイトルから学校の先生がたくさん来るのではないかと予想して、そういう準備をした。しかし、実際には先生は全体の中の3人ほどだったので、「学ぶこと、教えること」一般についての話に切り替えた。教育心理学と教育工学の知見を中心にして1時間15分話す。残りの時間を質問に当てた。質問はたくさんでた。回答しながら1時間ほど。たくさんの人から(たぶん過半数から)質問が出たんだけれども、私の本心としては、全員から質問を受けたかった。払っただけのものをなんとかしてお返ししたかった、というのが自分の気持ちだったのだね。

でも、たくさん笑っていただけて、たくさん質問をいただけて、なんだか逆に、私自身の方が勇気づけられたような気がするよ。うん。

講演終了後は、有志が集まって、近くのイタリア料理屋さんで食事。このお店はこじんまりとして雰囲気も良かったし、料理も抜群においしかった。ワインと笑いの絶えない会話で、本当に楽しかった。