彼はよく「ここはバイブレーションが悪い」とか「その場のバイブレーションがすごくよかった」とか言う。へえ、そんなものかなあ、と気にもとめないできた。あまりオカルトチックなのは好きじゃない。
しかし、そういうことって、ある!
「その場の雰囲気」とかに言い換えてもいいんだけど、それとはもう少し違う。その場を作っているそこにいる人たちが共有している「何か」がバイブレーションを生み出している。単なる雰囲気じゃない。もちろんバイブレーションがよければ雰囲気は自然に良くなるのだが。雰囲気はバイブレーションのごく一部でしかない。
バイブレーションというのはすごく大切なこと。それがあれば、そこにいる人たち一人一人が生き生きしてくる。自分が等身大の自分として振る舞える。それをTAGで感じたんだなあ。ひさしぶりに10年前の気持ちを思いだしてしまったよ。遠いあの日の感動。
参加者みんなが共有する「何か」があること。それを言葉や行動や、外には現れない気持ちで醸し出すこと。それでバイブレーションが生まれてくる。