先週は忙しくて、東京アドラーフェラインに出られなかった。代わりにというわけでもないが、時間ができたので、アドラーフェライン川越に初めて出てみた。月一回、川越駅近くで会合を持っている。アドラー心理学の自助グループだ。
こじんまりとしたなごやかな雰囲気がたいへんいい。家庭や職場で困っていることを提示して、それをロールプレイしながら方策をみんなで考える。
ロールプレイについては、初めは意味が分からなかった。なぜこんなにまどろっこしいことをしなければならないのかという感じがしていた。しかし、それは私が「頭」だけで学んできたことの裏返しなのだということに気づいた。体を動かして、そのセリフを言ってみて初めてわかることが、確かにある。一種のジェームズ・ランゲ説だね。体を動かし、セリフをなぞるだけでも、強力な感情が生ずることがある。
よく「そんなことをされた人の気持ちになってみなさい」などと言うことがあるが、それは実際不可能である。しかし、ロールプレイをすれば、かなりのところがわかる。わかるというか感じる。
これは強力な学習の方法だ。学校教育でも、もっとロールプレイの方法を利用するべきかもしれない。いじめの解決法とか。
東京アドラーフェラインに出たときは、ロールプレイに参加できないでいたが(というか、あっけにとられていたという感じか)、今回は脇役で出演。なかなか楽しい。まさに、正統的周辺参加。
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掲示板にもご登場の、野田俊作さんの講演会(川越市教育委員会後援)が川越で開かれます。テーマは「新しい社会と子育てー生きる力を育むためにはー 」。日時は 5月18日(日)1:30〜4:30。場所は クラッセ川越6F 多目的ホール(川越駅徒歩3分) 。 入場料は 2000円。詳しくはアドラーフェライン川越のホームページをご覧ください。お誘い合わせの上、たくさんご来場ください。私も行くつもりです。