KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

どうしたってそこに行き着く

あまりゴールデンウィークらしくないが、お休み。

日曜日にやったテニスの疲れが足に残っていて、自転車ではなくバスで大学に行く。休日のスクールバスは、1時間に1本くらいのダイアになってしまうので、時計を見て家を出なくてはならない。

大学に出たのは授業の準備をするため。前期は新しい科目が2本走っているので、準備が大変なのだ。もちろんできあいの教科書を使えば、苦労は少なくなるだろうけれども、私もおもしろくないし、聞いている方もおもしろくないだろう。受講生の反応を見ながら、コースの全体像を組み立てていくのはスリリングな仕事になる。

そのコースのもっとも大切な中核部分というのは、それをストレートにぶつけただけでは、おそらくそのおもしろさがわからない。そして、大切さもわからないはず。そうするのではなく、日常生活のありふれたことをきっかけにして、どのようにして中核部分に行き着くための道を見いだしていくのか。それがスリリングな仕事になる。

自分自身もこの道でいいのかという確信が持てない。しかし、その一方で、どんなことでも深く掘り下げていくと、どうしたってそこに行き着くしかないところに行き着くのだという確信もある。