KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

すばらしい大会運営

教育工学会@岩手県立大から帰ってきた。手早く記録しておこう。

まず書いておかなくてはならないことは、すばらしい大会運営だったということだ。ここ10年でベストなのではないか。本当に鈴木克明さんのオーガナイズ力は天才的だ。

2日目の最後のシンポジウムが終わって、物欲しそうな顔を見せたら、打ち上げパーティに来てもよいと言われたので、喜んで参加した。いや、このために2日目の宿泊をとってあったわけじゃないよ。

パーティでわかって驚いたのだが、この大会運営の働き手は、すべてが鈴木研のゼミ生だってことだ(数人の他ゼミからの応援を除いて)。それだけで大会が運営できるんだ! もちろん鈴木ゼミは大講座(県立大では大講座制をとっている)で、なおかつ一年生からのゼミ配属制度があるから、一年生から博士課程の学生までの大所帯ということはある。しかし、それにしても、それだけでできるんだ。団結力もすごいよ。

もちろん秘密もある。それは、受付、クローク、休憩所のお茶係などを、コンベンションビューローの人たちに外注したということだ。このことで、学生たちは会場係などに専念することができ、なおかつ、係になった会場の発表を聞くことができるという教育的な面も充足することになった。

受付における、バーコードによる配布物の受け渡しや、会場間で常に情報をやりとりしていたチャットシステムといった、大会運営のシステム作りも見事だった。実際に「使えるもの」として動いたということが重要なのだ。実にID的。

実にすばらしい大会運営だった。モデルとすべきだろう。

大会の内容については次に書くことにしよう。