KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

研究方法論のシンポジウム

教育工学会のまとめをしておこう。大会運営のことはすでに書いた。

私の出番は、研究方法論のシンポジウムだった。去年も同じ趣旨のシンポジウムが持たれていて、私は2回目の出演。重要なテーマなので、毎年やることにしたらしい。ということは来年、東工大での大会でもあるということか。

今年の登壇者は、みんな30-40歳代で割と年齢層が近いこともあってか、明確な対立軸はなかった。みんな、デザイン実験とアクションリサーチという大きなベクトルは同じ方向を向いていた。うん。これでいいんじゃないか。あとはどんな生産的な研究をするかだよ。方法論だけで話をするのは無理がある。私も言及したように、リサーチ・クエスチョンが方法を決めるのだから。

来年の方法論シンポジウムは、こうしたらいいんじゃないか。どんなターゲットを研究するときに、こんな方法を使ったらうまくいった、いかなかったという実例。そういうのをみんなが持ち寄ってケーススタディをする。方法論を宙に浮かべて論じるよりもよっぽど研究者コミュニティに役立つだろう。

今回悔やんだのは、ゼミ生を連れて行くべきだったということだ。第一線の研究者たちがどんなことに取り組んでいるのかを直に見られるわけだからね。とはいえ、盛岡まではちょっと遠いので、声をかけなかったのだ。一人くらいは鞄持ちとして連れて行けばよかったな。

来年は9月に東工大で大会がある。このときは、ゼミ生みんなを連れて行くことにしよう。