富山大学での研究会。eスクールのコスト分析について発表した。その質疑は以下のよう:
VODを見ると、かなりトラフィックがかかっているようだが。
───384Kbpsの速度で配信しており、ブロードバンドが受講の前提条件になっています。
受講生から見た生産性のモデル(学習成果+満足度/授業料+投入時間)の「授業料+投入時間」の部分がよくわからないのだが。
───これは、そのまま足し算できるというわけではなく、加算的な関数という意味で表記しています。授業料が安ければ、10年間かけて卒業ということもできる。一方、4年しかかけられないというのであれば、授業料は高くなっても納得するというような関係です。
機会コストとの関係は?
───まだ、考えていませんが、機会損失(そのことに時間を当てることで、別のことができなくなること)の枠組みで考えると、機会損失を考えたときに、まだ十分利得があると判断した人たちが、eスクールの学生になることを決めたと考えられるかも知れません。
教育コーチの育成や研修はやっているのか。
───はい。教育コーチの役割は非常に重要なので、研修コースを設けています。まだ十分とは言えませんが、この研修のノウハウも重要なポイントになると考えています。