KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

自主シンポ:スクールコンサルテーションに関する諸問題

市川伸一さんは「教えて、考えさせる授業」を提起。それは「教えずに考えさせる授業」よりも時間も手間もかからない。たとえば、小学校六年生の平均の授業。先生は、平均を出す方法と考え方を最初から教えてしまう。普通であれば、2つの集団のデータを比べるのにどんなやり方があるかなということを話し合わせるだろう。しかし、最初から教えてしまう。そうした上で、発展学習の方に重心を置く。たとえば、それぞれ10個くらいのデータの2つの集団について、できるだけすばやくどちらが大きいかを比較するにはどうしたらいいだろう、というような課題を出す。

(私のコメント)この発展学習は、平均という概念を深めるものではないように思える。私であれば、平均という値以外に、二群のデータを比較する方法はないかな、というような問いかけをすると思う。