KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

ボールを打つことは何の役に立つ?

テニスボールを打つ合間にふと考えることがあるのだけれど、ボールを打つことはいったい何の役に立つのだろう。短期的にはたぶん何の役にも立たない。長期的には、健康の維持に役に立つだろう。でもボールを追っかけている間は、健康のことなんて考えているわけもない。

ボールとかラケットとかコートとかテニスのルールとかはすべて人工物であって、それに何かの根拠があるわけでなく、ただゲームが面白くなるように作られたものだ。ボールを打ち合うという行為を面白くするためにルールと道具を作り出した。

テニスをするのは純粋にその楽しみのためにする。その副産物として健康が維持される(こともある)。でもそれは最終的な目的ではなく、あくまでもオマケだ。

何でこんなことを考えているのかというと、教室でボールを追いかけることに相当するものは何かということを考えたいのだ。そのためには、ルールを作り出すことと、そのルールに従ってする行為自体が面白いものでなければならない。