鍵山健一『もっとすごい！非常識な会議』

もっとすごい! 非常識な会議 会議を楽しくする黄金のコツ26

会議の話をしているようですが、これは一種のワークショップであるともとれます。

楽しく、みんなで作る会議というものを想定しています。そのためにファシリテーターが働くわけですが、ファシリテーターは「自分でなんとかしない」というボリシーを持つことです。意見の整理そのものも参加者に任せるわけです。このようにすることで「自分たちで会議を作る」という雰囲気になります。さらに、机を配置してもらったり、資料を自分でとりにきてもらったり、名札を自分で書いてもらったり、お茶は自分たちで配るようにすると、さらに自分で会議を作るという感じになってきます。ああ、やっぱりこれはワークショップですね。

まとめの文章はホワイトボードに書いて、みんなで作るというのもいいですね。ワークショップでは、それぞれが何かを得て、持ち帰ってもらうという成果があればいいわけですが、会議では、それぞれが違う何かを持ち帰ってしまうのはちょっとまずいわけで、最後に一つ取りまとめることが必要です。そのためには、まとめのしごとを全員参加ですればいいわけです。そのために、ホワイトボードや模造紙が役に立ちます。