KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

グループワークにA3判の紙とサインペン

今期の授業の中でのグループワークでは、ポストイット(75x75ミリ)を配布して記録に使ってもらいました。しかし、実際に様子を見ていると、ポストイットを使う人もいれば、自分のノートに書いている人もいたりして、バラバラでした。こちらの意図としては、議論係が各自でメモをポストイットに書き、それをみんなの前で提示することで共有していくという使い方を想定していたのですが、説明不足と練習不足でした。

それから、75ミリ角のポストイットですと、どうしても字が小さくなってしまい、6人のグループで共有するにはちょっときびしい。サインペンを使って大きな字で書くというルールを徹底すれば、うまくいくかもしれませんが、こちらでサインペンを用意しておく必要がありますね。こういったところは、ささいなことかもしれませんが、実習タイプの授業ではキモの部分であったりするわけです。

今考えているのは、A3判の紙とサインペンを使うといいのではないかなと思っています。A3の紙を広げれば、みんなの注意がそこに集中するのではないでしょうか。とにかく密度の濃い議論をするためには、みんなの注意をそらさないようにすることが肝要です。もちろんそのためには、A3の紙にどのようにして意見をまとめていくかをトレーニングする必要がありますが、ファシリテーション・グラフィック(http://d.hatena.ne.jp/kogo/20070112/p1)を最初に訓練しておくと、うまくいくかもしれません。

最初にトレーニングばかりで、なかなか授業の本題にはいっていかないではないか、という向きもあるかもしれませんが、実はそれでいいのではないかと考え始めているところです。