- 作者: 東豊
- 出版社/メーカー: 日本評論社
- 発売日: 1993/03
- メディア: 単行本
- 購入: 2人 クリック: 11回
- この商品を含むブログ (5件) を見る
- システムを念頭に置いた心理・社会的援助の総称であり、狭義の心理療法にとどまらず、ケースワーク、教育や産業の現場に広く応用できるもの---これがシステムズアプローチの定義です。
- 家族システムとはここで言うところのH2Oに当たります。そしてこれは、家族の1人ひとりをいくら知ったところでなかなか見えてこないものなのです。
- 大切なことは、その人がどんな流派でどんなハサミを使っているのかではなく、結局のところ髪の毛を切っているのだという事実に着目することです。
- 人生経験やこれまで受けてきた教育で知らず知らず身につけたメガネをどこまではずせるか、あるいはその勇気が持てるかといったことが、システムセラピストに向くかどうかの分岐点と思います。
- 「症状や問題行動と呼ばれるものもシステムの一要素にすぎず、システムが変化すればそれらも変化していく」という仮説を採用するなら、どこからどのようにシステムへ介入しようが、それはシステムズアプローチであるということです。
- 自然性、自発性から出たものであっても、それを「操作的」だと問題視するでしょうか。それでも「操作」だと言うのなら、クライエントの話を受容的に聞くことも立派な「操作」だと言えるのではないでしょうか。相手に何らかの影響を与えるかぎり、コミュニケーションはすべて「操作的」なものとも言えます。
システムズアプローチをどのようにインストラクショナル・デザインに組み入れるか?