KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

通学生の「インストラクショナル・デザイン」が最終回

ここまで「2分間スピーチ」のインストラクションをデザインし、実際に実習してきた。6人で班を作っているので、他の班から1人借りてきて、その人に2分間スピーチを教えるというもの。アイコンタクトをする、口癖を言わないというような運動技能から、言いたいことを3つにまとめる、初めは注意をひく、終わりは力強くというような知的技能までを実習させる。

今回は最終回だったので、インストラクションを受けた人に実際に2分間スピーチをやってもらって、それを採点するということにした。30人がスピーチをしたのだが、これがまたうまい。インストラクションのおかげなのか、学生の底力なのかわからないけど、インストラクションのおかげとしておこう。訓練をした人たちの感想でも「ちゃんと教えたとおり努力してくれたのでうれしかった」というような意見が多数あった。

笑いが取れるスピーチがこれほどでるとは。別の授業で「一度は笑いをとろう」というような目標を立てたが、「笑いを取るのは難しいよね」という感想で終わっていた。しかし、今回はどっと受けるスピーチが多かった。これは「笑いを取ろう」というのを示さなかったからではないかとにらんでいる。普通に話せば人は面白いことを言うものなのではないだろうか。