KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

課題中心主義による卒論

まず課題がある。それは自分で決めたものでもよいし、こちらが提示した先行研究でもよい。それを解決するために、t検定や文献の調べ方・入手の仕方、図表の作り方といったモジュール化されたユニットを(できるだけ効率よく)学ぶ。

このユニットはVODでもいいし、PDFでもいいし、ナレーション付きのパワポでもいい。この中では最も簡単に作れるのがドキュメント形式だ。結局は、ここに戻ってくるのかな。

2000年にこんなことを書いていた。

つまり課題中心の学習システムでは、目の前にあるまさに解決したい問題を解くために、基礎知識や基礎技能が必要になってくる。そして、それはできるだけ効率よく、短い時間で身に付けたいのである。なぜなら、複雑で大きな問題を解決するためには、他にもたくさん身に付けなければならない知識と技能が山積しているからだ。もちろんそれは表面的な理解ではだめである。それは当面の問題を解決するかもしれないけれども、後で暗礁に乗り上げる可能性があるからだ。したがって、課題を解決する糸口となる基礎学問を、深くしかも速く消化することが必要になる。それなしでは、課題は何年かかっても根本的な解決には至らない。