KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

『討論で学習を深めるには』

討論で学習を深めるには―LTD話し合い学習法

討論で学習を深めるには―LTD話し合い学習法

  • 作者: ジェロームレイボウ,ジョハンナキッパーマン,ミッシェル・A.チャーネス,スーザン R・ベイシル,Jerome Rabow,Johanna Kipperman,Michelle A. Charness,Susan Radcliffe‐Vasile,丸野俊一,安永悟
  • 出版社/メーカー: ナカニシヤ出版
  • 発売日: 1996/09
  • メディア: 単行本
  • この商品を含むブログ (1件) を見る

  • 大部分の学生は講義場面での勉強の仕方を知っているが、討論集団での学習方法を知らないことが多い。
  • 最初のミーティングの間に、すべての集団メンバーはお互いの名前を覚える必要がある。
  • 学生は、集団討論の途中のステップで上述のような感情を出すのではなく、ミーティングの最初のステップで参加者に伝えておく必要がある。
  • 一般的に、授業の1コマを使ってLTD話し合い学習法についてLTD集団で話し合わせることは、学生にとって有益である。
  • 討論の最後の7分間を、集団と個人の教材理解の診断と評価にあてることを提案している。集団メンバーは次の点を述べることが必要である。
    • 誰と何が役に立ったか。
    • 誰と何が建設的であったか。
    • 誰と何が討論を妨害したか。
  • 攻撃的な行動や自分を印象づけようとする試み、上位の成績を目指そうとする行動やその他の競争的な行動はLTDでは望ましくない。
  • ヒル(印刷中)は小集団の相互作用中に出現する4つの異なる発言カテゴリー、つまり慣習的発言、独断的発言、思索的発言、それに論争的発言をあげている。
  • 話題の討論における具体的な役割の流れ
    • 開始
    • 情報の授受
    • 反応の授受
    • 言い換えと事例の提示
    • 論争と現実検証
    • 明確化・統合化・まとめ
    • 監視と促進
    • 時間管理
    • 評価と診断
  • 機能的でない役割
    • 沈黙行動
    • 過剰参加
    • 意見がふらつく人
    • 話の飛ぶ人
    • 話し好きな人
    • 自信のない話者
    • 孤立した反対者