KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

「となりの子育て」収録後日談

ゲスト出演した,NHK教育となりの子育て」の本放映は2/5,再放送は2/11に終わりました.現在,番組内容のアーカイブが,http://www.nhk.or.jp/tonari/archives/110205.html で参照できます.

私自身,テレビ局のスタジオに入って話をするのは初めてでしたので,とても新鮮な体験でした.

収録時は,休憩を少しはさんで1時間程度流して収録しました.編集後は,話した分量の1/4くらいに縮まっていたと思います. それくらい気前よく編集してあるので,コンパクトになって印象に残るようになっていましたね.それがテレビ的ということかもしれません.

編集されたトピックはいくつかあります.思い出すと,

  • 自己効力感「自信貯金」
  • スモールステップ
  • C/S(挑戦/スキル)バランス

は番組ではカットされています.

番組の作り方は,勉強になりました.

特に,司会の藤井隆さんのプロフェッショナルぶりには感動.彼は,台本を縮小コピーして,それを厚紙に貼って持ってきています.そうすると,ページをめくらなくて,横にずらすだけでいいわけです.こうした工夫で司会もスムーズに行くのでしょう.

私は,かなりテンション上がってましたから,台本通りにはしゃべらずに,トピックを抜かしたり,順序を変えたりします.台本は手元にありますが,あまり見ている余裕はありませんので.

それを藤井さんはちゃんとフォローして,あとで飛ばしたトピックを振ってくるんですね.そうしておけば,あとの編集で何とかなるというわけです.そして,出演者全員にまんべんなく発言させるようにしている.

藤井さんは,常に他の人の顔を見ていますね.次はどの人に振ろうか,話はどこで切ろうかと測っている.それがプロフェッショナルさを感じさせました.

台本は,セリフレベルの部分と箇条書き部分があります.私の部分はだいたい箇条書きで,こんなことを話して,と指示されています.ですから,かなりアドリブで話しています.

「5000時間」の話も,「完璧主義よりも累積主義」もその場で出てきたキーワードで,台本にはなかったものでした.だけど,放送では,そうしたキーワードが大きく取り上げられていたので,面白いなあと思いました.とっさにでてきたものほど面白い.テレビ的というのはそういうことなのかも知れません.