KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

とりあえず10分だけやる

「とりあえず始める」というのは先延ばし症候群を避けるハックになっている。ポイントは「何も決意しないで10分間だけやる」ということ。なぜなら「決意する」ためには、心的リソースをかなり食うからだ。

「やろうかな、どうしようかな、ほかのこともあるし」と迷っているうちに、10分たってしまうのだ。だから、判断しない、決意しない。すぐに始めればいいんだ。始めてみれば、熱中してしまって、タイマーのベルが鳴っても、「もっと続けようかな」という気分になるかもしれない。そのときは続ければいい。

ベルが鳴って、続ける気が起きなければやめること。それは、そのタスクをやるには早すぎるか、あるいは、自分がやるべきタスクではないかのどちらかだ。

早すぎるタスクの場合は、もう少し考える時間が必要。構想を練るとか、計画を立て直すとか。そのときは、それをタスクにするべし。

自分がやるべきタスクではないときは、他の人に依頼しよう。もちろん依頼するのは面倒なことだ。口頭で説明したり、メールで文章を書かなくてはならないから。でも長期的にはその方が全然いい。他人に頼むより自分でやる方が早いからといって、やると自分のためにもならない(他のタスクに時間を使った方がいい場合が多い)。なにより、タスクを依頼することは、その人を成長させる機会になるということだ(まあまれに失望することもあるけど。それは勉強になったということで)。

必要なのは、

  • すぐに始められる環境:書類とか付箋とか出しておく。
  • 10分をセットしてあるタイマー

これだけ。o(^▽^)o