KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

ブレンド授業(反転授業)実施のハードルとコツ

皆さんこんにちは。

先日、1月9日(木)に、学内でブレンド授業についてのインタビューを受けました。学内の特徴的な授業を紹介する冊子を作るためです。

自分の授業のことなので分かっているつもりであるものの、質問をされて答えているうちに気づくこともありましたので、要点をまとめておきましょう。

オンデマンド授業と教室授業を組み合わせたブレンド授業(その一例が「反転授業」)を実施するためのコツがあります。細かいハードルを越えてしまえば、継続的に進めることができます。

  • ビデオの自画撮りになれること。今ではパソコンで教材ビデオを自画撮りできるようになりました。最初は緊張しますが、言い間違えてもいいんだと気づけば大丈夫です。あとは、たとえば出だしのセリフを決めてしまうと、ラクです。
  • グループワークは「議論してください」ではダメです。時間を短く区切って、やるべきタスクを明確に指示することです。そのときに、シートなどの道具を導入することで見える化することです。話はその場で消えてしまいますので。
  • グループは2回やったら解散します。ランダムなメンバー編成をしていろいろな人とワークできるようにします。
  • 大福帳は単なる出席カードではありません。学年別・性別で色を変えることによってグループ分けのときに役立ちます。

ざっとこんなところかな。

ブレンド授業については、もう7年目に入りましたので、完成形になっていると思っています。今の私の次のターゲットはゼミをどうするかということです。ゼミこそが大学教育の中核でもあり、同時に、未開の地でもあると感じています。

まずは次のようなところからアイデアの実現を進めていきます。

  • マイクロコンテンツを作り、蓄積し、利用する。
  • 個別指導のグループを作る。ピアレビューアーを導入する。
  • 指導のオンライン化とジャストインタイムを実現する。
  • ゼミ内での、ライティングセンターや統計分析センターをオンライン化する。

ではまた明日。