ホールシステム・アプローチ―1000人以上でもとことん話し合える方法
- 作者: 香取一昭,大川恒
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2011/09/22
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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みなさん、こんにちは。
ホールシステムアプローチの本を読んでいて。センゲの「学習する組織」というのは現代のアドラー心理学に似ているよなあ、と思っていたら、昔の日記にこんなことを書いていました(id:kogo:20060813)。
全体論(「システム思考」)、目的論(「自己マスタリー」)、認知論(「メンタルモデル」)、対人関係論(「チーム学習」)。「共有ビジョン」は何だろう。もしアドラーなら、共同体感覚というんじゃないかな。
つまり、
- システム思考 → 全体論(組織は要素の集合体ではない)
- 自己マスタリー → 目的論(現状と望むビジョンの差を埋めようとする)
- メンタルモデルの克服 → 認知論/仮想論(人は自分が作りあげた仮想的認知によって行動する)
- 共有ビジョンの構築 → 共同体感覚(今自分がやっていることを全体から見ること)
- チーム学習 → 人間関係論/社会統合論(人間はもとから社会的存在。チームはその基本的単位)
と置き換えられるという妄想なのですね。センゲは一言もアドラーに言及していません(全部の著作を読んだわけじゃないのでわかりませんが)。しかし、どこかでアドラーの考え方を下敷きにしているんじゃないかな。
ということで、またあした。