みなさん、こんにちは。
予定では、2014年度に、修士課程に来る人が4人、博士後期課程に来る人が3人です。全員が社会人です。ありがたいことです。責任が重いことでもあります。
大学院と学部の一番大きな違いは、研究を自分で起動するということでしょう。研究を自分で起動し、具体化し、計画し、実行する。この遂行過程を、これまた自分一人でコントロールしなくてはならない。
もちろんそのコントロールのお手伝いを私もします。しかし、あなたをコントロールできるのは、あなた以外にはいないのも事実です。実質的には、私はコントロールするのではなく、トリガーやリマインダーをかけるくらいのことしかできないのです。
自分の行動を自分でコントロールするためには、注意の配分が重要です。研究のことを考えている時間が長ければ、実行できることも多くなります。しかし、社会人は研究とは別の仕事を持っていて、時間と注意の多くはそちらに割かれます。ですから、仕事以外の時間をすべて研究に結びつけるような習慣、というか、生き方ができるかどうか、というところが分岐点なのだと思います。