KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

私の企業内人材育成についての予測は簡単です

みなさん、こんにちは。

今週は、四国生産性本部からの依頼で、「企業における人材育成のこれから」について講演する予定です。木曜日が徳島市で、金曜日が高松市です。

最近は、企業内人材育成についての仕事が少しずつ増えてきましたので、この講演の機会はタイムリーかもしれません。

企業内の研修は、その非効率性から「学校モデル」を捨て去ったはずです。しかし、そうでもないという話も聞きますし、また、学校モデルのあとに来る形をまだ見いだせていないようです。

私の企業内人材育成についての予測は簡単です。研修は、eラーニングと実習(ワークショップ、シナリオ、シミュレーション)の組み合わせであるブレンド型になるでしょう。さらには、日常業務の中に学習が埋め込まれるでしょう。そのデリバリーは、マイクロコンテンツの形になるはずです。つまり、日々の仕事の一部として学習が入ります。マイクロコンテンツを集約するラーニングセンターのような部署が作られるでしょう。

OJTに代わって、プロジェクトチームレベルの小集団内で、お互いを教えていく活動が重要になるでしょう。そのためには、各自が「教える技術」を持っていることが必要です。したがって、教える技術を誰かが教える必要があります。それは当面は外から呼んでくることになるでしょう。その人たちを「メタ・インストラクター」と呼びました(id:kogo:20121216)。メタ・インストラクターとは、インストラクターに教え方を教えるインストラクターのことです。

いま、研修講師をやっている人は、メタ・インストラクターを目指すべきです。

では、またあした。