KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

卒業生が研究を継続するときに相談できるような「リサーチセンター」のようなところがあるといい

みなさん、こんにちは。

eスクールを卒業した人の一部の人は大学院に進み、それ以外の人は、そのまま職場で仕事を続けることになります。しかし、卒業研究という大きな仕事をなしとげた事実は、単に名目的なものではありません。

卒業したあと、職場では、「研究や統計がわかる人」と目されて、そうした仕事を頼まれたりするということも珍しくないようです。それが、卒業研究をなしとげた効果だとすれば、喜ぶべきことだと思います。また、研究を指導した方としても本望です。

たぶん、そこからが勝負なのです。

現場での研究やデータ分析は、卒論のそれとはまた違ったものでしょう。そこから勉強を再開するべきです。卒論を書き上げた人には、そこから跳躍できる基礎能力が備わっているはずです。研究のやり方にしても、データの取り方にしても、統計分析のやり方とその読み取り方にしても、基礎的なところはマスターしたのです。

そこから、現場に合わせた応用力をつけるときです。そのためには、もう一度勉強し直すことも必要でしょうし、現場の研究論文を読んでいくことも必要でしょう。

つまり、ここからが勝負です。卒業してからが勝負なのですね。

その一方で、そうした卒業生の相談に乗れるような、サポートセンターも必要かもしれません。卒業生が研究を継続するときに相談できるような「リサーチセンター」のようなところがあるといいと思います。

『まんがと図解でわかる統計学』というムックが2013年9月に宝島社から出版されました(id:kogo:20130906)。私は、その監修をしました。その本が早くも文庫になって出るようです。もしよろしければ、お手元にどうぞ。

まんがと図解でわかる統計学 (宝島SUGOI文庫)

まんがと図解でわかる統計学 (宝島SUGOI文庫)

では、またあした。