KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

教育部門を軽視する企業は、企業としてのDNAを持たない単なる労働者の集合体であるにとどまり続けるでしょう

みなさん、こんにちは。

2月27日(木)は徳島市で、28日(金)は高松市で講演をしてきました。タイトルは「企業の持続的成長とこれからの人材育成のあり方」というもので、四国生産性本部からの依頼でした。講演には、各企業の人材育成担当の人を中心に、50〜100人ものたくさんの人が参加してくれました。

インストラクショナルデザインの応用領域は、ひとつは学校教育、もうひとつは生涯学習ですけれども、実は、「企業内人材育成」という広大な領域があります。この領域に、少しでもインストラクショナルデザインの考え方を広めたいと思って講演をしました。

企業の中で教育担当部門は、それほど重く扱われているわけではありません。教育部門は直接の収益を上げるところではないからです。もちろん専任のスタッフをあてている企業もあります。しかし、多くの教育担当スタッフは順番に異動してくるのです。

しかし、企業のアイデンティティあるいはDNAを存続させる部門は、教育部門以外にはないのです。教育部門を軽視する企業は、企業としてのDNAを持たない単なる労働者の集合体であるにとどまり続けるでしょう。

まずこの認識からスタートしたいのです。

では、またあした。