KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

ゲームの使い方によっては、自分の行動とその結果の「意味を変える」こともできてしまいます

みなさん、こんにちは。

函館から戻ってきました。年度末でスケジュールがきつきつのところで、デジタルゲーム学会への参加をいれたことを少し後悔していましたけれども、結果的には参加して良かったです。

「ゲーム化(ゲーミフィケーション)」の課題が見えたからです。

行動分析学からフロー理論に至り、ゲーム化は応用の段階に来ています。セラピーや企業経営の領域で、ますます実用化されていくことでしょう。その動向を見ることができました。

「ゲームは幸せに生きるための方法のテストベッドになる」(id:kogo:20130217)の記事で書いたように、偶然に支配された実生活を「見える」ようにすることで、幸福に生きるための方法を探すことができます。それは、端的には、自分の行動とその結果を見えるようにするためにゲームを使うということです。

しかし、ゲームの使い方によっては、自分の行動とその結果の「意味を変える」こともできてしまいます。それは、現実の世界とゲームの世界を反転させることです。もちろん、「現実の世界だとあなたが考えているものだって社会的に構成されたものだよ」という立場があることは承知しています。しかし、ここではそれをとりません。

現実の世界を反転させたときに何が起こるのか。それを考えていきたいと思います。

では、またあした。