KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

「GPAは嘘をつかない」

通学生もeスクール生も、ゼミ選びのための研究室訪問が始まっている。私のところは、昨年と同じく一対一の個別面談を15分ほどでおこなっている。

これは、面談で相手を評価するということではない。高々15分ほど話したところで、何かがわかるというわけではない。第一印象は意外に正しいという研究があることも知っているけれども、それはおおざっぱな予測としてならかなり使えるということであって、採用・不採用の線引きをするという用途としてはとうてい信頼できないものだ。

だから、面談は、お互いを知るということ以外の意味は与えていない。とすれば、あとはGPAを参照して決めることになる。去年からこの方式にしていて、かなり満足している。

一言で言えば、「GPAは嘘をつかない」。きちんと授業に参加して、課題をこなしていくという行動をしなければ、良いGPAはキープできない。いくら口がうまくても、熱意を見せつけても、長期にわたってどのような行動をして、それを良い習慣にしたかということが大切なのだと思う。それは端的にGPAに反映されている。

採用をする会社はもっとGPAを見るべきだと思う。そうすることで、面接の回数は減り、コスト削減になり、なおかつよりよい人材を獲得できると思うのだが。