KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

教育機関は何によってマネタイズするかといえば、トレーニング以外にはないだろう。

CDはすでに売れなくなっている。そして音楽のダウンロード販売も売上げが下降しているとのことだ。で、これからは、定額制音楽配信に移行していくらしい。

実際、自分を振り返ってみても、iTunes Storeでダウンロードして買った音楽アルバムは100くらいあるけれども、最近はあまり買っていないことに気がついた。

その理由の1つめは、保持しているアルバムが100くらいあれば、それを順繰りに聞いていれば飽きることはあまりないということだ。アルバムも、たとえば「Vivaldi Best 100」のようなコンピレーションもはいっているのでさらに飽きにくい。

もうひとつの理由は、購入するアルバムを探して、視聴して、決めるという行動が面倒くさいと感じられるようになってきたことだ。趣味であれば、そうしたプロセスそのものが楽しみになるのかもしれないけど、まあ音楽が鳴っていればいいという感覚であれば、そのプロセスにかける時間と決断力がもったいないように思えてくる。

というわけで、定額音楽配信への移行は必然だろう。

映画の視聴で言えば、私はiTunes Storeでは、映画を単品で視聴することはない。その代わりにhuluで、定額配信されたものを見ているということになる。もちろんhuluにはいっていない映画は山ほどあるけれども、それでもあまり問題はないようだ。実際楽しんでいる。つまり、映画ではすでに定額配信に移行済みということになる。

で、話は跳んで、大学教育になる。MOOCsは教育用ビデオの定額配信だ。しかも無料。となれば、教育機関は何によってマネタイズするかといえば、トレーニング以外にはないだろう。個別の指導と実習だ。つまり、学校はトレーニングジムにならざるをえないということだ。