KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

会社から呼ばれて話す機会のために、「60分仕様の講演スタイル」を用意しておきましょう。

昨日は、東京の製薬会社から依頼されて、アドラー心理学の概要についてお話をしました。これは会社の業務にアドラー心理学を直接応用するということではなく、社員の生き方とか考え方に役立てたいというのが主催者の思いでした。こういう研修企画をしてくれる会社というのは、いいですね。

研修会には、社長も含めて28人の社員の方が参加してくれました。研修自体は90分という限られた時間でしたので、私の好きなワークを入れるのはぎりぎり1つだけで、あとはお話で埋まりました。ですので、話の時間は実質60分足らずというところでしょうか。この時間でアドラー心理学の全体像を伝えるのは至難のことだということがよくわかりました。スライドをめくるたびに、これも話したい、あれも話したいという気持ちがわいてきて、止めようがないからです。

というわけで、私自身はやりとげられなかった感が強かったのですが、参加者の方には好評だったようです。最後の時間もない中で質問も2ついただきました。ひとつは、「"ほめて育てる"ことについての功罪」、もうひとつは「交友関係の中で貢献するとはどういうことか」というもので、2つともそれだけで小一時間話したいような良い質問でした。

また、このように会社から呼ばれて話す機会もあるかもしれません。その時のために、「60分仕様の講演スタイル」を用意しておくのがいいかもしれません。