KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

「話を聞かせていただきたい」といって、押しかけてくる場合は、その人が話したいだけだったりするのです。

大学教員をしていると、講演やワークショップの依頼がよくあります。こちらが貢献できることであれば、できるだけ希望に応えたいと思っています。

とはいえ、注意をしなくてはならないのは、電話による取材と「話をうかがいたい」という要請です。これまでに幾度となく痛い目にあっています。どちらの場合も「電話で依頼してくる」というのが共通点です。

電話による取材の場合は、大学の広報課を通してもらうようにしていったんは断ります。広報課を通過したものは答えるようにしますけれども、これはほとんどありません。電話取材に答えないのは、すでに先方には「書きたい記事があって」それを支持してほしい場合がほとんどだからです。こちらがたくさん話しても、それを記事にすることはまずないのです。

また、「話を聞かせていただきたい」といって、押しかけてくる場合は、その人が話したいだけだったりするのです。あるいは何かの売り込みだったりします。こちらがいくら情報を提供しても無意味です。そして、満足したところで、菓子折を置いてさようならです。菓子折などいらないので、私の時間を返してほしいと心底思う瞬間ですね。

というわけで、基本的には電話での依頼はお断りするようにしています。あるいはメールで依頼しなおしてくださいと言います。メールであれば、よく考えて断ることができるからです。こういう人たちが電話で依頼してくるのは、断りにくいことを知っているからでしょうね。

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