「今すぐやる人」になれるか、というテーマの記事を読みました。
仕事にすぐ手をつけられる人を「台車を押すポーター」になぞらえて「台車理論」というのを提示しています。それによると、台車がなかなか動かない時は次のケースがあります。
1)荷物が重い →タスクを分割して軽くする
2)路面が平たんでない →思考ノイズ(言い訳)をやめる
3)押す力が足りない →「えいや!」と押して慣性をつける
これはいいモデルです。この中で特に厄介なのは、2番目の「思考ノイズ」です。なかなか仕事に着手できない人は、以下のようなことを頭の中で考えているとのことです。
1)やるべきだ(決意)
2)やらなくても許される(甘え)
3)やらないほうがいい(発見)
4)やるべきではない(確信)
5)なぜやらなくてはならないのか?(怒り)
ああ、だからできないんだ。なるほど。
私はこの記事とは独立に、「ロボット理論」というものを考えていました。なかなか仕事に手をつけられないときは、「自分はロボットだと考える」というテクニックです。ロボットですので、あらゆる言い訳をしません。ただ目の前にあるやるべきことをやるだけなのです。
詳しくは、私の近著『人生の迷いが消える アドラー心理学のススメ』をご覧ください。
あ、これもロボットになったつもりで書きました。