まもなく発刊される論文誌の最終校正をしていた。基本的には論文の著者自身が校正するわけだが、全体として一冊にまとめたときに書き方がバラバラではジャーナルとしてダメなので、最後に統一する。
神経を使う仕事だ。数本の論文ならいいが、数十本あるのでだんだん目がしょぼしょぼしてくる。
まあ細かすぎて伝わらないだろうなというところに神経を使う。
・「たとえば」の「e.g.,」のあとにはコンマを入れるとか
・Webの参照日は「yyyy.mm.dd」に揃えるとか（１月なら01とする）
・もちろん統計記号（p, F, t, など）はイタリックだが、「n.s.」はイタリックを忘れているケースが多い
カイ二乗検定のギリシャ文字カイ（χ）がアルファベットのxになっているのを見つけたときは校正マンの愉悦を感じたのである。
