KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

教育やトレーニングの成果を保証するISAsというシステム

2020年8月6日(木)

こんにちは。向後です。

ISAs = Income Share Agreements
ってご存知ですか?
無料で教育を受けて、卒業後の収入から一定の割合をスクールに支払うという契約です。
アメリカで生まれたシステムですが、日本でもスタートしています。

たとえばこの記事
「LABOT、日本初のISAsを採用したプログラミング学校を2020年1月に開校」
  https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000049664.html

これによると、
「現在の年収水準が概ね 420万円以下 の非IT職種・プログラミング未経験者を対象に、
6ヶ月のカリキュラムを提供。
入学金や学費の支払いが一切ない代わりに、卒業後に希望する職種への
就労が実現した後、一定期間(24~48ヶ月)、給与(月給)の
13~17%を支払う義務が発生します」とのこと。

ライザップは、トレーニングを受けて、目標達成ができなかったら
返金するというシステムです。
これに対して、ISAsは無料でトレーニングを受けて、
そのあとの収入で支払ってくれればいいよというシステムですね。

どちらのシステムでも共通なのは、教育やトレーニングを受けさせたら
そのあとの成果について保証しなければならないということです。

学習者にとっては目標が明確になり、やる気が出ます。
スクールにとっても、トレーニングに真剣になります(でなければお金を取れない)。
ポイントは成果が測れるということです(体重や月収額で)。

これから、スクールや塾、トレーナー、コーチといった職種では、
ISAsのようなシステムが普通になってくるでしょうね。
日本の大学でも、どこかが先陣を切ってやりそうな予感がします。
就職してから学費を払ってくれればいいよ、というシステムですね。

では、良い1日を!

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ちはる塾メールマガジン(発行者:向後千春)

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