KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

大学院入試のための勉強が面白くない

2020年9月1日(火)

こんにちは。向後です。

9月に入りました。
このまま涼しくなっていくのでしょうか。

今日は1つ質問を受け取っています。

…………………………
2020/08/31 17:48:32

大学院入試のために自分の専門分野の本をよんでいます。しかしあまりに面白くないのですが、どのようにしたらいいのでしょうか。
…………………………

質問ありがとうございます。
回答は「読む本を変える」ですね。
でも、本を変えたとしても、やはり面白くないと思います。

それはこういうことです。
多分入試のために読んでいる本は「……の基礎知識」的な本でしょう。
試験問題では何が出るかわからないので、こうした本を読む必要があります。
「◯◯について述べよ」という問題が出たときに、
◯◯について何も浮かんでこなければ、書きようがありませんので。

で、こういう本は面白くないのです。
項目について簡単に書いてあるだけで、そこにはストーリーがないからです。

私も、修士入学のときと、博士入学のときに試験を受けました。
推薦制度はありませんでした。
内部進学でも半分は落とされるという厳しさでした。
(しかも、英語に加えて第二外国語があるという鬼門)

自分の興味は、認知心理学のごく狭い領域でしたから、
心理学全体、たとえば発達とか臨床とかの領域を勉強するのは退屈でした。
でも、長い目で見てみると、この時の知識が役に立つのですね。
細かいことは忘れてしまっているとしても、学問の全体像を一通り勉強しておくことは
必ずのちに役に立ちます。保証します。

こんなところでお答えとしたいと思います。

では、良い一日を!

…………
ちはる塾メールマガジン(発行者:向後千春)

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