KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

おとなの遠足〜ライブみたいなワークショップ

2022年5月2日(月)

第2回遠征は、京都で途中下車してからの小倉でした。小倉にeスクール卒業生が各地から集まりました。一人旅も気楽でいいですけど、気のおけない仲間が集まってワイワイしながらの旅もいいものです。これを「おとなの遠足」と呼びたいと思います。

おとなの遠足の前に、10人以下の少人数のワークショップを開きました(今回は7名の参加)。対面でのワークショップは久しぶりでした。コロナの状況では大人数が集まりにくいということもありますので、こうした形式のワークショップはいいと思いました。

講演ではなく、参加者から誰にどんな内容を教えているのかということを聞き取って、それをインストラクショナルデザインの視点でみんなで考えていこうというワークショップです。理論から入るのではなく、参加者一人ひとりの具体的な問題から入っていきます。まだ歯がゆいところはあります。しかし、有望な形式です。それは参加者の方も感じていたようで「ライブみたい」という感想にそれが現れていました。

これからも、遠征先で可能であれば、少人数ワークショップを開いていきたいと思っています。ワークショップのテーマは、アドラー心理学や教える技術の広いところでも、もう少しトピックを絞ってもいいと思います。もし、10人以下が集められそうだという場所があれば、私に声をかけてください。メールは kogo@waseda.jp です。

第1回遠征でわかったこと:昔話の効用

2022年4月25日(月)

サバティカル期間は研究出張も含めて、月に2回は遠征をしようと考えています。先日第1回目の遠征として、姫路〜三宮に行ってきました。そのときに気づいたこと。

MacBookは不要です。キーボードを打つと仕事モードになってしまうので、わざわざ遠征している意味がなくなってしまいます。ですのでMacBookではなく、iPad mini 6を持っていくことにします。これであれば、Kindleも読めますし、手書きジャーナルも書けます。これで十分です。私は普段使いではiPad Pro 11インチを使っています。しかし、遠征に持っていくにはminiの方が軽くていいです。

今回、テニスラケットを持っていきました。遠征先でテニスをするためです。ラケットはスーツケースの中に入らないので伸縮するスーツケースベルトを買いました。遠征先でわざわざテニスをやることもないかな、とは思います。でも遠出をした先でのスポーツはリゾート感を高めてくれます。ですので、ラケットを持って行ってよかったなと思いました。

eスクールの卒業生は日本全国にいます。そうした人たちと会って昔話をするのはめちゃくちゃ楽しかったです。昔話の効用というのはなんでしょうか。単に昔の楽しかったことを思い出すこそそのものが楽しいというのがまずあります。もうひとつあるとすれば、現在の自分を見直すことができることかもしれません。昔のことを思い出して、その延長線上に現在の自分を置いてみるのです。そしてそのつながりを吟味する。そうすると昔のさまざまな出来事に意味があったことがわかることがあります。それがまた昔話の味わいを生んでいるのかもしれません。

eスクールの授業もスタート、からのトランジション

2022年4月18日(月)

通信教育課程eスクールの授業もスタートしました。私が担当していた、データリテラシー、スタディスキル、専門ゼミ、卒研ゼミのそれぞれの授業は代講の先生が受け持っています。今年度のeスクールは入学者数が一段と増加しましたので、教育コーチがギリギリ間に合うかというところまでいき、ちょっと慌てました。しかし、無事スタートしました。

それぞれの科目では月1回Zoomミーティングを行います(任意参加)。その初回だけ顔見せに出てみました。感じたことは、代講の先生にもう完全に任せられるということです。安心しました。これで私はサバティカルに専念することにしましょう。同時に、もうそろそろ大学教員の仕事は終わりにしてもいいのかなと感じました。授業をしたり、ゼミをしたりすること自体は楽しくやりがいのある仕事です。しかし、もう私よりも若い人たちに任せる方がいいのではないかと感じました。

キャリア発達でいうところの「トランジション(移行)」でしょうか。

古代インドの教えでは、人生を4つの期間(四住期、アーシュラマ)に分けています。それは、学生期(師のもとでヴェーダを学ぶ時期)、家住期(家庭にあって子をもうけ一家の祭式を主宰する時期)、林住期(森林に隠棲して修行する時期)、遊行期(一定の住所をもたず乞食遊行する時期)の4つです。

ja.wikipedia.org

今の自分をこれにあてはめると、林住期へのトランジションにあたるのかなと思っています。「森林に隠棲して修行する時期」というのはなんかいい感じです。これを目指していきたいと思います。