「書くことは心の安定を与えてくれる(id:kogo:20130110)」で書いたように、自分専用の「仕事日記」を書き続けてきました。2012年9月から開始して、約5ヶ月で一冊終わりました。ノートは、A5判174ページのMDノート横罫です。
平均して1日1ページで進みました。途中、ToDo用の文庫判ノートを併用した時期もありましたが、結局この一冊に統合されました。また「ノート一冊主義(id:kogo:20060402)」が正しいことが証明されてしまいました。
なお、写真のノートの右下が切れているのは、無印良品の「切り取り線が作れるパンチ」(id:kogo:20120122)で作ったものです。
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ノートは読み返すために書くのであって、書いたものを分類するためではないのです。さまざまな種類の文章が、時系列に並ぶという状態がノートの特質です。分類してはいけません。分類すると、その文章の背景にある文脈が失われてしまう。そうではなくて、時系列に並んでいることで文脈が保持されるわけです。もし文脈を落とした文章を書こうと思うなら、新しいページに書き起こすことです。
書かれたノートの内容は、こんな感じです。
- 出来事の記録(あとで必要になりそうな事実の記録)
- 誰かと話した内容(意外に役立つ。他の人がどう考えているかということはすぐ忘れるから)
- 思いつき、アイデア、やってみたいこと(研究や授業関係が多い)
- 読んだ本、観た映画のメモ
- なすべき仕事のメモ(ロングスパンのもの。すぐやるものはポストイットに書くから)
ノートを読み返してみるとすぐに気がつくことがあります。それは、最初にそう思ったことは、何ヶ月後に振り返ると「たいてい間違っている」ということです。私たちは、「良い」出来事にも「悪い」出来事にも直面することがあるわけですが、何ヶ月かたってそのことを振り返ってみると、「良い」出来事だと思ったことがひどいことになっていたり、「悪い」出来事だと思ったことが、そう悪くない、むしろ良かった出来事だったりするのです。
だから、良い出来事だろうが悪い出来事だろうが、直面したときはとりあえず喜んだり悲しんだりしてしまうとしても、それはそのときだけのこととして考えるのがいいのです。何ヶ月かすると、それがまったく逆転してしまうことがあるのですから。
そして「仕事日記」も2冊目に入ります。
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