1年生の基礎ゼミが終了。教育情報システム専攻では、3年次にゼミに振り分けられる。その前の1、2年生で、大学での学び方を学ぼうということで「基礎ゼミナール」という科目を設けている。
授業評価(評価点と自由記述)はまあまあ。その中では、特に「関連性」の「やりがいがあった」「自分に関係があった」「身に付けたい内容だ」という項目で高い評価を得た。今回は、毎回千字くらいのショートレポートを書いてもらったので、しんどかったという感想と、それでも力が付いたような気がするという感想が入り交じる。
ひとくちに文章力というけれども、ジャンルと文体というものがあって、標準となっている特定の文体で書けるというのは、重要な技能であると思う。そのためには、練習、というか、たくさんの回数書くということが必要になる。しんどいと思ったけれども、書いてみれば書けるもんだなあ、という感触をつかむことが狙いだった。
文章を書くということは、筋力を鍛えるようなものだ。書かないでいれば、書くのがおっくうになってしまう。おっくうにならないためには、いつでも書いているということが必要だ。しかし、書いていれば上達するかといえば、そう目立った変化は見えないものだ。特に自分の目には見えない。しかし、書いていて下手になることはないのだから、そこは迷わずに書き続けることだ。
エスペラントの授業も終了。結局16人が最後までやった。そう簡単ではない授業内容だが、よくがんばってくれた。授業評価(1〜9点)を見ると、7点を超えたのは「注意」の「面白かった」と、「満足」の「やってよかった」の2項目。目立つのは「すぐに使えそうだ」の項目で3.25点という低い点。つまり「すぐには使えそうにない」ということ。データは正直にでるものだ。
試験は、エスペラントで口頭で質問してエスペラントで答えてもらうのが半分と、あとは聞き取り。質問回答は時間がかかる。16人で90分かかってしまった。しかし、一対一でやるので仕方がない。来年度はパソコンで質問をムービーで流して、回答を書くというようにしようか。
そう考えると語学の先端教育をもくろんでみたくなる。エスペラントは学びやすい言語だといわれるけれども、週一回の三ヶ月くらいで本当にぺらぺらに話せるようになる人を作ってみせなくては説得力がない。