KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

残りの半分は見ている人がデザインする

昨日書いた「テレビ番組とは違う作り方」ということについて。eLearningのコンテンツの話だ。

イメージとしては、マイケル・ムーアの「ボウリング・フォー・コロンバイン」のような作りだ。初めてこれを観たときに、直観的に「あ、これは教育番組の新しいスタイルだな」と思った。一人称(私)で語ること、私が疑問を持ち、私が何らかの解答を得ようとする。それをドキュメント化する。シナリオはあるようで、ない。だから緊迫感がある。たぶん解がないだろうような問題をあえて扱う。

半分はデザインされている。残りの半分は見ている人がデザインする。だから、単に映画を観ているだけなんだけれども、「あたかも参加したような」気分になるのだ。

学習者を参加したいような気分にすること。このデザインができれば強力だ。