KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

教科書の作りは、事実の羅列

西林克彦さん(宮城教育大)は、教科書の作りは、事実の羅列であって、そこには、理論も理屈も概念も何もないと、痛烈に批判する。たとえば光の透過、吸収の単元では、最後に温室の例がでてくるのだが、そこに至るまでの事実の羅列では温室がどうして暖まるのかはどう考えても出てこない。

日本の教科書がダメなのは、本当に同感。インストラクショナルデザイナーの出番なのだが。

そう考えると、ごまかし勉強を促進しているのは、だめな教科書とだめなテスト問題なんじゃないかね。佐藤学さんが「今の教員は、むしろ昔の正統派の学習をさせたがっているんだ」と言っているのを本当に信じるとすれば。