- 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
- 発売日: 2005/07/07
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「アイ、ロボット」を高槻の東宝シネマで見る。おすすめ。(以下ネタばれ注意)
アシモフのロボット3原則は、「人間に危害を加えない、人間への危害を見過ごさない、以上に反しない限り自分を守る」だが、人間が社会的に人類滅亡に進む道を取っていると判断されたときの、論理的帰結として、マザーコンピュータが人類を滅亡しないように監視することになるというのがロジック。なるほど、これなら3原則に反しないし、人類とロボットの平和的共存が実現できる。ただし、ロボットの監視付きで。ある意味、絶滅寸前のトキのような存在なのだ、人間は。
人型ロボットが外見を人間に似せれば似せるほど「不気味の谷」が出現するそうだが、この映画では、ロボットらしくメカを見せるようにデザインされている。顔も半透明に作ってあり、絶妙なデザインといえよう。ただし、主人公ロボットのサニーの表情は豊かで、感情移入できるほど。エンドロールには、サニーに俳優の名前が載っていたから、これは人間が演技していたわけだ。