- 作者: 野口悠紀雄
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2002/10
- メディア: 新書
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新味はないけれども、面白い引用などで読者へのサービスが感じられる。まさに、論述文として
- 読者を感動させるのではなく、説得し、自分の主張を広めることを目的とした
- ためになり
- 面白く、
- わかりやすい文章
をそのまま実践している。
スティーブン・キングはこう言っているそうだ。
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- 書きたいことを書けばよい
- 小説の要素は3つ
- 話を運ぶ叙述
- 読者に実感を与える描写
- 登場人物を血の通った存在にする会話
- (構想に用はない)
論述文にも、面白いものとそうでないものがある。どうせなら面白く魅力的な文章を書きたい。
- 面白いかどうかはストーリーの作り方による
- 論文にもストーリーはある
- 調理の仕方、味付けの仕方
これには勇気づけられた。一度、「こんな小説みたいな論文」と評されたことのある論文を書いた自分にとっては。