文科省現代GP「実務・研究力を高める次世代型教育システム」の最終年度成果報告会が開かれました。50人ほどの参加者を集めて、無事終わりましたのでほっとしています。私は、企業内教育ワーキンググループの一員として、「オンデマンドキャリア教育の開発と評価」という内容で発表しました。この評価実験に参加していただいた学生のみなさんに感謝します。
このオンデマンド授業は、大学（キャリアセンター）の側と、企業の側からの両側面から、企業が求める人材と大学時代をどのように過ごしたらいいのかということを伝えたものです。大学の教員が行うキャリア教育は、大学教員自身が企業で働いた経験がないケースが多いこともあり、形式的なものになりがちです。しかし、企業人が直接話すことばには迫力があります。それをオンデマンド授業で伝えようという意図です。
29人が参加した評価実験では、非常に肯定的な結果となりました。こうしたオンデマンド授業を大学生のできるだけ早い時期に実施するのが良いという示唆も得られました。これからはこれを実質的に大学の授業として取り入れることが課題です。他には、インターンシップとの連携や、学生同士の情報交換などの展開が考えられます。
