教育心理学会で,アドラー心理学の自主シンポジウムができるようになったことをまず喜びたい.この自主シンポジウムは3回目とのこと.私は,前回,前々回とも総会そのものに出ていなかったので,今回が初めての参加.
おりしも,『教育心理学研究』の最新号(2011, Vol.59, No.1)には,登壇者の1人である高坂康雅氏が「共同体感覚尺度の作成」という論文を載せている*1.そして,この自主シンポジウムのテーマも,アドラー心理学の中心概念というべき「共同体感覚」だ.
登壇者の話は興味深く聞かせてもらったけれども,学会の自主シンポジウムであることを考えれば,一般向けの話からもう一段深い議論にして欲しかったという感じはした.でも,こうやってアドラー心理学の話を学会の中で続けられるのは,すばらしいことだろう.ぜひ続けて欲しいと思う.
シンポジウムの様子については,登壇者の1人である深沢孝之氏のブログでの紹介も,読んでいただきたい*2.