KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

普通に働きながら、ゆうゆうと大学院で研究ができることを許容し、支援していく社会になっていくといいなと思っています。

2015年度に修士課程に進学してくるのは3人、そして博士課程にも3人やってきます。修士課程の3人は全員がeスクールからの進学で、社会人です。博士課程の3人は、2人が外からの入学者で、1人が修士課程からの進学です。全員が社会人です。

その最後の1人は、先日の修士論文の評価による推薦入試で合格しました。おめでとうございます。聞くところによると、最後は家族からの支援があったから進学が実現したとのことです。

そうなんですよね。私のところの大学院生は全員が社会人なので痛感します。

社会人が大学院で研究をするためには、まわりの理解が必要不可欠なのです。最初に家族の理解ですね。学費もかかりますし、研究に割く時間は、家族への時間から持ってこなくてはなりません。

次は、会社と同僚の理解ですね。こちらももっと複雑で、自分の会社によっては大学院に在籍していることも隠さなくてはならない場合もあるようです。

普通に働きながら、ゆうゆうと大学院で研究ができる。そういう人がもっと増えてほしいと思います。そして、それを許容し、支援していく社会になっていくといいなと思っています。それは、社会全体がよりよいものになっていくための条件であるとさえ思っています。