eスクールと大学院の春学期研究発表会を開きました。
ゼミの成果の集大成です。現役ゼミ性だけでなく、向後ゼミOBと外部からも来ていただきました。どうもありがとうございました。
今年度は、以下のような点で変更を行いました。
外から参加しやすいように、早稲田キャンパスの教室での開催としました。これはよかったと思います。終了後の懇親会もすぐ近くの店で開くことができました。
すべての発表を口頭発表(発表10分、質疑5分)としました。このためポスター発表はありませんでした。これもすべての発表をじっくり聞くことができ、またそのフィードバックも確実にできましたのでよかったと思います。
全員の発表が終わったあと、私は各学年別に次のようなアドバイスをしました。
・eスクール3年生へ: まず基礎技能を身につけましょう。ワープロや表計算アプリの操作をマスターしましょう。論文原稿の書式や作法をマスターしましょう。これらは仕事の現場では習わないスキルです。ゼロからスタートの気持ちで素直に学びましょう。
・eスクール4年生へ: 3年生の段階で研究の基礎的なところは終わっていますので、自分が知りたいことにフォーカスして研究を進めましょう。技法や分析手法にとらわれることなく、知りたいことをフォーカスして、そのために最適な研究手法を使っていきましょう。
・修士1年生へ: 先行研究を広く調べましょう。ハンドブックを読みましょう。自分のテーマの狭いところにとどまるのではなく、学問全体で見たときに自分のテーマがどこに位置づけられるのかを学びましょう。
・博士課程の人へ(発表なし): 常に、先行研究を読んでいるか、データを取っているか、論文を書いているか、論文を修正しているか、の状態でいましょう。博士号を取るまでは休みはないと決心しましょう。簡単な学会発表や研究会発表で満足しないでいましょう。論文を書かなければ先に進むことはありません。